3/20地下鉄サリン事件公判(証人:井上嘉浩)簡略

2/20(金)
証人:井上義浩(死刑囚)
1995/1/1以前
第6サティアンのあちこちにサリンの原料があった
中川から「中和するときにマスクが破け、死にそうになった」と聞いていた
1/1以降
原料はあるが、完成形はない、という認識だった
☆リムジン謀議…1995/3/18 AM2-4
杉並から上九一色に向かう麻原専用リムジン内
参加メンバー:麻原・村井・A・遠藤・井上・I
地下鉄サリンの実行犯や、宗教家宅爆弾事件、青山総本部火炎ビン事件について議論
このリムジン謀議について証言できるのは、井上・遠藤のみ
(村井は刺殺事件により死亡、AとIは「聞こえなかった」として刑を免れている)
井上はサリン事件により強制捜査が延びるとは思っていなかった
しかし、リムジン内での反対が当時の限界であった
1/3以降
今川の家でのVXとジクロの保管について
納戸に「立ち入り禁止」と書いたことは覚えているが、冷蔵庫には書いていない
1995/3/18
AM9:00頃
第2サティアンで村井と話す
村井「自分が指揮する」
ただし、3/20という日についての言及はなかったはず
3/19
村井、麻原と会う
麻原「やる気ないなら、やめるか?」と渇を入れられる
この際も、3/20については言及なし
井上は今川の家到着後、大部屋の隣の小部屋に新実を呼び出す
そこでサリンについて話す
その後、ほかのメンバー(林泰男・豊田・横山・広瀬・T・平田・杉本)が待機する大部屋(掘りごたつ部屋)へ移動
井上「科学技術省を中心にサリンを撒く」として、メンバー発表
「T・平田はこのワークから外れる、帰ってよい」
その後、渋谷ホームズへの移動を指示
宗教家宅・青山総本部自作自演事件が完了
広瀬から電話連絡があり、渋谷ホームズへ向かった
林泰男・広瀬・豊田・林郁夫・横山・新実・北村・高橋・外崎・杉本の10人が待機
井上「科学技術省の担当でサリンを撒く」
弁護人「どうして今川の家から支部やホームズへ移動する際に、林泰男に乗車時間や乗車路線についての連絡を頼まなかったのか」
井上「まだ車の手配が不確実だったため」
弁「高橋さんを利用して、あなたのワークを科学技術省のワークにしようとしているのでは」
3/20
AM2:00頃
遠藤が麻原にサリンを見せにいくとき、見送った
3/20の事件については明確には知らなかった